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石川直樹写真集『飛鳥|藤原』刊行記念イベント(京都/東京)


奈良県に所在する「飛鳥・藤原の宮都」は、6世紀末〜8世紀初めの約100年間の飛鳥から藤原という2つの宮都のもとで日本の国家体制が形づくられたことを証明する文化遺産です。令和8年9月の世界遺産登録を目指し、令和7年1月末、ユネスコに推薦書が提出されました。

石川直樹さんによる写真集『飛鳥|藤原』の刊行を記念し、京都と東京でスライドトークショーを開催します。

いずれも会場とオンラインリアル配信のハイブリッド式、参加無料(東京は写真集購入の方限定)、先着順です。

後援:世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会

 


2/24 飛鳥・藤原にふれる in 京都

 

石川直樹さんは、2年間にわたってこの地をたびたび訪れ、ときには山の奥深くへと分け入りながら、古代の人びとの息遣いに耳をすまし、現代まで続く営みの深部に迫るべく、撮影を繰り返してきました。

宮都にまつわる数多くの史跡を辿りながらも、その視点はまちのあちこちに残る不思議な石たち、豊富な水源、地元の祭祀に注がれます。

 

一方、人気アーティストに多数楽曲を提供するNao’ymtさんは、「万葉集」にインスピレーションを受けた曲作りを行うなど、古代の人々の感情にも心を寄せてきた音楽家です。

考古学の専門家としてこの地の歴史と魅力に詳しい山田さんは、撮影の多くに同行しています。

 

イベントでは、石川さんの写真をスクリーンに映しながら、「飛鳥・藤原」の知られざる深い魅力に迫ります。どうぞお楽しみに。

終了後は石川さんによるサイン会も開催します。

 

日 時 2025年2月24日(月・祝)14:00-15:30(13:30開場)

 

会 場 恵文社一乗寺店COTTAGE(京都市左京区一乗寺払殿町10)/オンライン配信

ゲスト 石川直樹(写真家)
    Nao'ymt(音楽家、音楽プロデューサー)

    山田隆文(考古学研究者、奈良県世界遺産室調整員)

 

料 金 参加無料

定 員 会場:30人 オンラインリアルタイム配信100人
(アーカイブ配信はありません)

 

申 込 詳細・申込はこちら


3/7 飛鳥・藤原を歩く in 東京

 

石川直樹さんの写真をスクリーンに映しながら、撮影に同行した考古学研究者の山田隆文さんと撮影秘話を交え、石川さんがこの地に見たもの、奈良県が世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原」のグローバルな価値などについて語り合っていただきます。

どこか懐かしく、新しい発見がある。「飛鳥・藤原」の知られざる魅力に迫る90分です。ふるってご参加ください。

 終了後は石川さんによるサイン会も開催します。

 

日 時 2025年3月7日(金)19:00-20:30(18:30開場)

 

会 場 代官山蔦屋書店 3号館2階イベントスペース(東京都渋谷区猿楽町16-15)/オンライン配信


ゲスト 石川直樹(写真家)

      山田隆文(考古学研究者、奈良県世界遺産室調整員)

 

参加条件 写真集『飛鳥|藤原』のご購入

定 員 会場:65人 オンラインリアルタイム配信:400人
(アーカイブ配信はありません)

 

詳細・申込はこちら


登壇者プロフィール

石川直樹(いしかわ・なおき)

1977年、東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』『POLAR』で日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞、2011年『CORONA』で土門拳賞、2020年『EVEREST』『まれびと』で日本写真協会賞作家賞を受賞。2023年東川賞特別作家賞。著書に『最後の冒険家』(開高健ノンフィクション賞)ほか多数。2024年10月、ヒマラヤの8000m峰の全14座の登頂に成功。

www.straightree.com

 

Nao’ymt (なおわいえむてぃー)

音楽家・音楽プロデューサー。三浦大知、安室奈美恵、AI、山下智久など、数多くのアーティストに楽曲を提供する一方、『Sunrise』や『Japanese Summer Lost』などのオリジナル楽曲も定期的に発表している。日本ゴールドディスク大賞や日本レコード大賞優秀作品賞などの受賞歴を持つ。三浦大知のアルバム『球体』では、日本の美意識を取り入れたコンセプトのもと、全17曲の作詞・作曲・プロデュースを手掛け話題を集めた。2025年、キャリア25周年を迎えるにあたり、新プロジェクト『矢的直明2025』を始動。新たな挑戦を続けている。

naoymt.com

 

山田隆文 (やまだ・たかふみ)

奈良県世界遺産室調整員。1997年より奈良県立橿原考古学研究所勤務。専門は、東アジア考古学。特に東アジアの都市史・交通史を研究テーマとする。主な著書に『万葉考古学』(共著、2022年、KADOKAWA)、『ここまでわかった飛鳥・藤原京』(共著、2016年、吉川弘文館)、『宮都飛鳥』(編著、2011年、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館刊、学生社)など。