舞台芸術グループ「仕立て屋のサーカス」をめぐる書籍『したてやのサーカス』(夕書房)の刊行を記念し、グループの基本設計と演出を手がける音楽家の曽我大穂さんと、人文系私設図書館ルチャ・リブロのキュレーター、青木真兵さんという、奈良県在住の2人によるトークイベントを開催します。
「仕立て屋のサーカス」は2014 年の結成以来、1000年先まで続く舞台表現の萌芽を求めて実験を続けてきました。
演劇でもダンスでもライブでもなく、そのすべてでもあるような独自の世界観は、国内はもとより、スペイン、フランス等、海外でも喝采を浴びています。
18歳以下は無料、撮影・録音はOK。
全席自由。椅子に座っても、舞台上に座っても構わない。
入口をくぐると、飲食に雑貨、古本などの市場が広がっている……。
「これはひとつの、社会運動です」と、グループを率いる曽我さんは言います。
仕立て屋のサーカスのいったいどこが社会運動なのでしょう?
今回は、自宅を図書館として開くことでこれからの社会のあり方を提示してきた青木さんとの対話を通し、本に親しみイメージで遊んでいた幼少期から、ひとり旅に夢中になった青年期、沖縄や東京、ヨーロッパでの音楽活動について伺いながら、なぜ「仕立て屋のサーカス」を本にしたかったのか、書籍化に隠された本当の目的に迫るとともに、コロナ禍を経て、私たちはどんな社会で生きていきたいのかを考えます。
お得な書籍とのセットもあります。
奈良にゆかりの深いお2人の刺激的なトークを、どうぞお楽しみに!
『したてやのサーカス』刊行記念・曽我大穂×青木真兵トークイベント
*奈良 蔦屋書店内での開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、人文系私設図書館ルチャ・リブロからのオンライン配信イベントに変更いたします。
日 時 2021年5月8日(土)13:00-14:30(12:30開場)
人文系私設図書館ルチャ・リブロよりオンライン生配信!
主 催 夕書房 担当:高松 お問い合わせは info@sekishobo.com まで
お申し込み方法
夕書房オンラインストアよりチケットをお求めください。配信URLをお送りします。
終了後2週間は、アーカイブもご視聴いただけます。
①をご購入の方は招待URLなどが記されたPDFをダウンロードいただきます。
②トーク(1,300円)+『したてやのサーカス』(2,200円)セット=3,500円(税込)*送料無料
③トーク(1,300円)+『彼岸の図書館—ぼくたちの「移住」のかたち』(2,200円)セット=3,500円(税込)*送料無料
プロフィール
曽我大穂(そが・だいほ)
音楽家、多楽器奏者。1974年、奈良市生まれ。フルート、カヴァキーニョ、テープレコーダ、鍵盤楽器、トイ楽器などを使った即興演奏を得意とする。ジャム・バンド「CINEMA dub MONKS」のリーダー。2014年、スズキタカユキらに呼びかけて「仕立て屋のサーカス」を結成、基本設計を手がけるとともに、総合演出を担当する。その他、ハナレグミ、二階堂和美、グットラックヘイワ、mama!milk等のライブ・レコーディングサポート、テレビCM音楽の演奏・制作や、他ジャンル(映画、ダンス、演劇、写真、小説)とのセッション多数。近年は即興演奏のソロ公演なども行っている。奈良県在住。
https://www.circodesastre.com/
青木真兵(あおき・しんぺい)
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。1983年生まれ。埼玉県浦和市に育つ。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。関西大学大学院博士課程後期課程修了。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」(https://omeradi.org/)の配信がライフワーク。障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務める。著書に『彼岸の図書館—ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』(H.A.B)がある。奈良県東吉野村在住。