オンラインで再開された『彼岸の図書館』著者の青木真兵さんによるトークイベントツアーも、回を重ねて7回目!
今回のゲストは、福祉社会学者の竹端寛さんです。
前回、農業史学者の藤原辰史さんとの対話では、本来あるべきプロセスを安易に短縮するスマート化が世の中全体にポジティブに浸透していくことの恐ろしさを確認しました。
社会福祉のあり方を研究する竹端さんは、このスマート化は教育やケアといった、本来最も人間性に根ざしているはずの分野にも広がっていると指摘します。
扱いやすい、標準化された「スマート」な人間へを志向する態度はやがて、人間そのものから土着性を奪い、生きづらさを生んでいくのだと。
人間社会にとっての本当の「合理性」とはどこにあるのか?
山村でテレワークをしながら土着を大切にするルチャ・リブロの青木真兵さんの暮らしをヒントに、標準化されない生活や子育てへの道を、実践的に考えます。
『彼岸の図書館』増刷記念ツアー「お元気ですか」online⑦
土着の楽観主義
竹端 寛×青木真兵
日 時 2020年10月3日(土) 20:00-21:30
参加費 以下よりチケットをご購入ください。zoomの招待URLなどをお知らせします。
1)をご購入の方は招待URLなどが記されたPDFをダウンロードいただきます。
1)トークのみ 1300円(税込)*限定20名
2)『彼岸の図書館』(2200円)+参加費(1000円)+夕書房通信=3200円(税込)*通常200円の送料をサービス!
3)『彼岸の図書館』/青木夫妻サイン入(2200円)+参加費(1000円)+夕書房通信=3200円(税込)*通常200円の送料をサービス! *限定10冊
4)『山熊田』亀山亮著(3080円)+参加費(1000円)+夕書房通信=4080円のところ3800円(税込)! *通常200円の送料をサービス! *限定10冊
参加方法
本イベントは、ビデオ会議システム「Zoom」のミーティング機能を使って行います。
あらかじめPCやスマートフォンにZoomをインストールの上、ご参加ください。
*参加の際は音声をミュートに設定してください。差し支えのない方はぜひビデオをオンに。
*質問タイムにはチャットにて議論にご参加いただけます。
*終了後、トークのアーカイブ動画をお送りしますので、当日参加できなくても大丈夫! 復習もできます。
プロフィール
竹端 寛(たけばた・ひろし)
兵庫県立大学環境人間学部准教授。専門は福祉社会学、社会福祉学。1975年生まれ。大阪大学人間科学部、同大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。元内閣府障がい者制度改革推進会議総合福祉部会構成員。著書に『枠組み外しの旅-「個性化」が変える福祉社会』(青灯社、2012年)、『権利擁護が支援を変える-セルフアドボカシーから虐待防止まで』(現代書館、2013年)、『「当たり前」をひっくり返すーバザーリア・ニィリエ・フレイレが奏でた「革命」』(現代書館、2018年)など。
青木真兵(あおき・しんぺい)
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。1983年生まれ。埼玉県浦和市に育つ。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。関西大学大学院博士課程後期課程修了。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信がライフワーク。障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務める。9月末に、妻・青木海青子との共著『山學ノオト』(エイチアンドエスカンパニー)が刊行予定。奈良県東吉野村在住。
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