1作目の刊行から半年以上。
夕書房2作目をようやくお届けできる目処が立ってきました!
(ここまで来るの、長かったな……)
現在準備中のその作品は、写真家・亀山亮さんの新作写真集です。
亀山さんといえば、中南米、パレスチナ、そしてアフリカと、世界の紛争地帯で声を奪われた人々の姿を写してきた人。2013年には『AFRIKA WAR JOURNAL』で第32回・土門拳賞を受賞されています。
今回の撮影の舞台は、新潟県村上市山熊田です。巻狩による熊狩りと山焼き、日本三大古布のシナ布など、伝統的な暮らしを続ける人口50人にも満たない小さな集落の人々の営みを、5年かけて追ってきました。
真っ暗闇に光る炎と、深い雪の中倒れる黒い熊の身体。黒と白のコントラストがドラマチック、かつ静かなあたたかさをたたえた作品です。
デザインは、「STUDIO VOICE」などを手がけてきた鈴木聖さんです。
大枠は準備は始まったばかり。2月の刊行まで追加撮影や印刷の打合せなど、ハラハラドキドキ、気の抜けない楽しい時間が続きます!
そして2月には都内で刊行記念の写真展も予定しています。
詳細が決まり次第ご案内しますので、どうぞお楽しみに!